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脊髄梗塞を発症した維持透析患者の1例

平野, 奈央子 ; 熊谷, 功 ; 木原, 隆司 ; 河本, 浩子 ; 中口, 博 ; 寺岡, 暉

日本透析医学会雑誌, 2005/05/28, Vol.38(5), pp.1215-1219

一般社団法人 日本透析医学会

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  • Título:
    脊髄梗塞を発症した維持透析患者の1例
  • Autor: 平野, 奈央子 ; 熊谷, 功 ; 木原, 隆司 ; 河本, 浩子 ; 中口, 博 ; 寺岡, 暉
  • Assuntos: 前脊髄動脈症候群 ; 脊髄梗塞 ; 血液透析
  • É parte de: 日本透析医学会雑誌, 2005/05/28, Vol.38(5), pp.1215-1219
  • Descrição: 症例は, 慢性腎不全のため外来維持血液透析を行っている74歳男性. 左前腕尺骨神経鞘腫切除術のため入院中であった. 術後8日目, 通常通り血液透析が施行され, その終了約2時間後に突然上腹部に帯状の疼痛が出現した. その後両下肢のしびれを自覚し次第に両下肢筋力低下を呈するようになり数時間後には両下肢弛緩性麻痺となった. 翌日には腹部の疼痛は消失したが, 両下肢弛緩性麻痺は持続しTh8レベル以下の解離性知覚障害, 直腸障害, 腱反射消失を認めた. 突然の発症, 対麻痺, 解離性知覚障害から脊髄障害が疑われ, MRIでTh8-Th12レベルにT1強調画像 (T1) でiso intensity, T2強調画像 (T2) でhigh intensityの病変を認め脊髄梗塞と診断した. アルガトロバン, グリセリンの投与を開始し, 高気圧酸素療法を行った. 発症後7日よりリハビリを開始したが症状の回復には乏しく, わずかに足尖を伸展できるようになったのみで固定した. 脊髄梗塞は臨床上まれな疾患であるが, 近年MRIの普及によりその画像所見・経時変化などの報告が散見されるようになってきた. しかし, 透析患者における脊髄梗塞の合併の報告は未だ少ない. 今回われわれは, 典型的な発症様式およびMRIの経時的変化を示した脊髄梗塞の1例を経験したので報告する.
  • Editor: 一般社団法人 日本透析医学会
  • Idioma: Inglês

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